きょうは、いい天気です。ドライブ行こうかな!私の助手席には愛犬”お嬢様”が飛び乗ります。彼女は「この助手席は誰にも渡さないよ!」と意気込んで飛び乗ってきます。
彼女の勢いで、シートは引っ掻き傷でボロに・・・。これはタマランとしかたなくドッグシートお取り付けとあいなりました。「お嬢様、本日の目的地はいかがいたしましょうか?」
お嬢様は海が嫌いです。そういえばお風呂も嫌いな訳で海はもっと大きいことから、「あんな大きな水は怖い。」と我がままを申してばかり。(という気がしているだけですが。)
「お嬢様それでは、いつもの行きつけのお山でよろしいでしょうか?」「よろしくてよ。パーカー!」黒柳徹子様とそっくりのお嬢様のお声がいたしました。(ネタ、古くてスミマセン。)市街地を抜け、道の駅で休憩を取り、さあ山道へ・・・。突然、携帯電話の着信音が鳴り響きました。「なにごと?」
安全な場所に車を止め、電話に出るが雑音のみで話し声はせず。発信番号は自宅の番号。今、自宅に居るとすれば母だけのはず。折り返し何度も自宅にかけるが、留守電ばかり「そうだ迷惑電話対策で留守電にしてた。」それならと母の携帯にとかけると「ただいま、電波の届かないところか電源が・・・」ばかり、何度かけても同じなので悪い予感しか浮かびません。
近くに住む義兄に連絡を取るが家にはおらず買い物に出かけているとのこと。同じく近くに住む実弟も遠方の勤務先とのこと。すぐに駆けつけて欲しかったのだが・・・。万が一、犯罪に巻き込まれてたら。とか、急な病気で助けを求めていたら。などなど、悪い想像がふくらんでいく。
「お嬢様、お母上の身に心配事があるやもしれません。」「たいへん、パーカーすぐに車をお戻しなさい。」「わかりました。お嬢様!」冗談みたいな言い回しですが、本当にあせりました。ここからでは、早くて一時間。とにかく戻るしかない。
それから先は喜劇でした。機械音痴の母は、自宅電話を拭き掃除してたらしく、ワンタッチボタンを誤って押して私の携帯を鳴らし、その後の返信の着信音がウルサイと受話器を外したそうです。しかも、携帯電話は充電を忘れて電池切れでした。
AIが発達した昨今、時代に取り残された母、21世紀になって時代の流れは正しい方向に向かっているのでしょうか?
「お嬢様、お疲れですか?」「そうね、少し休むわパーカー」「ごゆっくりお休みくださいませ。ペネロープお嬢様。」私も疲れました。
追伸 いつかはピンクのキャデッラックに乗ってみたいものです。
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